■開会・挨拶(司会:藤江、挨拶:トラック協会 吉本/大阪府 岡本)
■議事(座長:新田)
1.NEDO技術開発機構の助成に至る経過
平成17年度民生部門等地球温暖化対策実証モデル評価事業「中小運輸事業者へのデジタルタコグラフの組織的導入によるエコドライブ推進事業」助成申請まで(あおぞら財団 上田)
2.本事業の概要
○矢崎総業製音声ナビ付きデジタコ導入助成とエコドライブ推進方法についての研究(あおぞら財団 藤江)
○デジタルタコグラフについて(矢崎総業(株) 水野)
3.エコドライブの推進について(ミニ講演)(大阪大学教授 新田保次)
4.意見交換
- 兵庫NOの車の扱いは?(大山)→河北支部会員を対象に広く取組みたいが、応募数を掴んでいないので最終段階で調整させてほしい。(事務局)
- エコドライブをしていると後続車に煽られる問題があり、取締り等行政の支援がほしい。(河合)/社会的な認知や行政指導が必要。(新田)/胸を張ってエコドライブできるような派手なステッカーを。(吉田)
- 責任者が、エコドライブを体験した上で、従業員と十分話し合ってから導入してほしい。ダメと言うだけでなく、対処方法を従業員に教えてほしい。(河合)/従業員とのコミュニケーションが大事。従業員の不満がたまったり、ロボット化し機械に使われたりするのは良くない。(松村)
- すでにエコドライブを実施し、効果を上げている。(長澤)/デジタコ導入は、CNG車でも効果がある。(島津)
- 長距離と近距離では効果が異なる。同じ助成でも長距離では元がとれるが、近距離では難しい。(長澤)→近距離でも急ブレーキ、急発進の削減効果はある。(冨田)/実験では多くのデータがほしく協力頂きたい。(新田)
- 夏季のアイドリングをなくすためにパーキングで窓を開け放したまま食事に行ける社会を作るなど、複合的に取組むことが必要。(入江)
- 実験方法について、満タン法は、給油時の条件の違いにより、誤差を生じやすく疑問がある。(入江)→問題点を検討する。(新田)
- 成果を上げた事業者や運転者について多くの人が目にする機会があるとよい。(入江)→エコドライブ表彰があっても良い。(新田)
- 今回は多くのデータが採れるので、様々な要因を分析したい。(橋本)
- 中小事業者が多く経営の厳しい中、無料で取り付け、効果が出たら支払うような方法であれば、普及すると思う。(河合)→エコドライブは人間の工夫に左右されるもので、節約できなければ払わなくて良いということにもなる(モラルハザード)。別のインセンティブを考えるべき(橋本)
- 大阪府、近畿運輸局も地球温暖化対策としてエコドライブ推進に取組んでいく。安全にも繋がるので府警も側面支援していく。
- 実効ある全国に展開する事業となるようNEDOとしても期待している。
■閉会・挨拶(あおぞら財団 村松) |