■開会、挨拶:(総合司会:藤江)
○吉本英雄 大阪府トラック協会河北支部長
- 環境への取組みを業界として一歩一歩進めていきたい。
- 各事業者は「エコドライブ実践中」の用紙で、荷主にPRしてほしい。
○池上政治郎 茨木市環境部部長
■報告
1.「エコドライブ推進教育について」(松村暢彦 大阪大学大学院助教授)
- ドライバーが納得できる教育方法について、マッピング技法によるパンフレットづくりの紹介、他
- ドライバーが楽しん取組めるように教育を進めていくべきである。
2.「地球温暖化防止貢献度ソフトウェアについて」
(勝山悟 潟fイシス・アプリケーション開発事業部グループマネージャー)
- ソフトの位置付け、役割・機能、システムの紹介、他
→このソフトは2月から各事業者に導入の予定(藤江)
3.「デジタコ導入事業による効果について 中間報告」
(藤岡太造 大阪大学・新田研究室)
- デジタコ導入前後の燃費を比較すると、ほとんどの車両で燃費改善効果が得られた。燃費改善率は車両重量が小さい程高いが、燃料費削減効果は車両重量が大きい程大きい。今後、要因分析を進めていく。
4.「導入事業者からの感想や課題について」
(谷田成司 (財)生活環境問題研究所研究員)
- 導入時の苦労、事業の効果、荷主との関係、課題や期待、他
■意見交換(司会:新田)
- 環境ソフトでは、全国データ等の比較データを示してほしい。(河合)
- 元々燃費が良かったがデジタコ導入によりさらに燃費が向上した。1年で元がとれそうだ。ドライバーの癖もわかって重宝している。(大矢)
- デジタコ導入後、皆の運転が良くなって、管理者としても嬉しい。ドライバー同士のコミュニケーションも進んでいる。(関戸)
- 成績優秀者はもちろんだが、悪い運転でも一定の効果が上がっている。改善効果の要因を詳しく分析する必要がある。(源田)
- エコドライブをすると交通流がスムーズになり、交通量が増えるので他車への気遣いをせず自信を持ってエコドライブを進めてほしい。(新田)
- 体感的にはまだ抵抗がある。国や地方によるデジタコ取付けへの長期的な助成により、さらに仲間を増やしていく必要がある。(河合)
- 国事業の活用や全日本及び大阪府トラック協会の助成を検討中。(川本)
- トラック協会内部や荷主へエコドライブの輪を広げていきたい。(吉本)
○まとめ(新田)
- 効果があることは確実。まずトラックの10%への導入を目標に取組み、広げていくことで、発言力も増し、社会的支援も得られるようになる。
- 荷主の理解を得ることが課題である。
次回:2月20日(月)シンポジウム、大阪府トラック総合会館にて |